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インビザラインの印象(歯型)採取に行ってきました!!インビザラインの失敗は治療計画で決まる!?

今日は、インビザラインの印象(歯型)採取に行ってきました!!前回で、上顎前歯の形態修正まで終わっていたので、やっとインビザラインの治療を進めることができます。

インビザライン用の歯型取りが終わったら、担当医が資料と歯型をアメリカに送り、クリンチェックの確認や修正を重ねながらインビザラインのアライナーを作成してもらいます。

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インビザラインの印象(歯型)採取とは、”歯型取り”の事なんですけど、通常の虫歯治療の時の模型用の歯型取りに使用するピンク色をした粘土みたいなものとは違い、インビザライン矯正の際に必要なシリコン印象材のインビザライン用の歯型取り(PVS印象採取)のことです。

今回は、インビザラインの印象(歯型)採取のことについて書いていきます。

歯型を取る前に

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歯型をしっかりと取るために歯間の汚れをデンタルフロスで取り、奥歯の内側の部分がよく磨けていなくて歯垢が歯石になりそうだったので、そこも取ってもらい、全体的にも歯をしっかり磨いてもらってから歯型を取りました。

汚れがついたままで歯型を取ってしまうと、汚れがついた状態の歯型ができてしまい、精密な歯型を取ることができません。そのためしっかりと歯の汚れを綺麗に取り除いてから歯型を取る必要があります。

インビザライン用の歯型取り

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歯をしっかりと磨いてもらったら、さっそくインビザライン用の精密印象採取を行います。

治療計画の段階でこの歯型取りが難しくて時間がかかる事は言われていたのですが、約1時間ほどで終わりました。

やっぱ歯型取りが苦手な私は、顎が疲れてすごく眠たくなりましたww

インビザライン用の歯型の取り方

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1.土台の型を取る

インビザライン用の歯型りでは、シリコンは柔らかいので茶色い粘土のような土台を載せてからシリコンの印象材で歯型を取ります。

 

インビザラインの印象専用のトレーはこれ↓

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専用の青いトレーに土台を流し込み、歯にぐっと押し込み軽く動かしてすぐ型を取るのでそこまできつくはなかったです。

2.シリコン印象材で歯型取り

上下の土台が出来上がったらシリコン印象材で歯型を取っていきます。

土台にシリコンを流し込んで歯型を奥歯までしっかりと取ります。奥歯の歯茎にトレーがあたって少し痛かったです。そのくらいしっかり奥歯に押し付けて歯型を取らないといけないみたいでした。

そのあとは、軽く口を閉じて約5分くらいの間、硬化するのを待ちます。

これが出来上がった歯型です↓

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上の歯は1回で綺麗にとれたんですけど、下の歯が1回目が左奥歯がしっかり取れてなくて2回型撮りしました。

ずっと口を開けておかないといけないので辛い、、、途中、眠たくなりながらも硬化するのをひたすら待ちました。

出来上がったらアメリカに発送

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米国のアライン・テクノロジー社に発送し、日本で制作をした歯型や資料をもとに、インビザラインを作成するための3Dシミュレーションを作成してもらいます。

データをアメリカに送ってクリンチェックができるまで3~5週間かかるそうです。

インビザラインの失敗は治療計画で決まる!?

インビザラインは、一般的な矯正治療とは少し違っています。

矯正装置を歯に装着する前の治療計画の段階で、矯正装置であるマウスピースを最初から最後まで作成し、クリンチェックで歯がどのように動いていくかもデータとしてみることができます。

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治療計画後は、アライナーを装着するだけなので、決められた装着時間を守ることができれば計画した通りの歯並びの仕上がりになります。

そのため、治療計画の段階で適切な対応を歯科医師ができないと失敗してしまうことがあるのです。

インビザライン用の印象採取のミス

虫歯治療などに使用する歯型の模型とは違い、インビザライン治療ではインビザライン用のシリコン印象材で歯型を取ります。

この歯型取りが難しく、きちんと歯型が取れていないと出来上がったマウスピースがしっかりはまらなかったりというトラブルが起きてしまいます。

クリンチェックのミス

アメリカで作成された3Dシミュレーションを担当の歯科医師が確認して、手直しの必要があれば、どこをどのように修正をするかの指示をだし、歯科医師が納得の行くまで『指示⇒確認⇒指示⇒確認』を繰り返し、担当医が納得のいくシミュレーションが出来上がれば、そこからインビザラインを作成してもらいます。

米国のアライン・テクノロジー社の3Dシミュレーションを作成する人も色んな人がいて、1回で日本の担当医の思い通りの3Dシミュレーションを作成してくれる人もいれば、修正が何度も必要な人もいるそうです。

修正がいらないようであれば、日本の歯科医師は修正等の指示をする必要がないのですが、ここが、歯科医師の技術力の見せ所なんだそうです。

このシミュレーションの段階で、歯をどのように動かしていくかの指示をしっかりと行えないとインビザライン矯正で失敗をしてしまう原因にもなります。

インビザライン治療の経験が浅く、知識や技術力もない歯科医師が治療をしてしまうと、シミュレーション作成の段階で修正が必要なのに修正をせずに治療を進めたり、適切な判断ができずに誤った判断をしてしまう可能性が高くなるそうです。

インビザラインは、シミュレーション通りにアライナーを最初から最後まで一気に作成するので、歯科医師によって、治療期間や治療後の仕上がりがかわってきます。

まとめ

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次回は、11月末に予約してきました♪クリンチェックが出来上がるまで3週間~5週間かかるそうなのですごく待ち遠しいです。

1度目に経験したワイヤー矯正では、歯並びの最終的な仕上がりがどのようになるのかを見ることができないですが、インビザラインでは治療計画の段階で確認することができるので安心です。

クリンチェックで理想的な歯並びにシミュレーションが出来上がっていたらいいなと思うばかりです。